煌めき~特発性間質性肺炎と闘う母に寄り添った、ある娘の回顧録

難病指定されている「特発性間質性肺炎」を患い闘病生活を行った母のこと、その母を看病介護した娘の回想と回顧録が書かれています。。

両肺に気胸が見つかる

平成25年(2014年)、4月16日。

定期的な通院から戻った母から、
電話連絡がありました。

両肺の気胸が判明したので
しばらく会社を休むように言われたと。
自宅で1週間は安静にして
穴が自然に塞がるのを
様子見するのだというのです。

「今までとは少し違う感じの
苦しさがあったんだよ。」


当時、母は静岡県でひとり暮らし。
パートで働いておりました。
わたしが2才のときに両親が離婚しており
わたしが進学、結婚により家を出てからは
(卒業後、就職で三年間ほどは
実家に戻った時期がありますが)
彼女はずっと一人で生活していました。

わたしは埼玉県在住、パート勤務。
上の子が小学2年生、
下の子が幼稚園の年少。


新学期が始まったばかりで
すぐに駆けつけることは難しく、
無理せずゆっくり休んでね。
ゴールデンウィークには帰るから。

というのが精一杯でした。